エッセー
苦労話
1. マラソン事務局に問い合わせのFAXを入れることが大変多いことです。
去年の優勝者の名前やその人の記録を教えてもらったり、田舎の開催の場合、宿泊場所や交通手段等を教えてくれるが道順を間違えることが多い。遠回りの連続です。
2. 僕の考えが甘く、レースで敗北することが多い。
前回の優勝タイムを確認して甘く考えて楽勝だと考えていると実際に負けたことが多かった。
その原因は、他県から強豪新人が来たため負けたことも多くあった。
それと、住み慣れない場所に泊まり、環境・空気・食べ物等の違い、ホテルはベットだと寝られないことがあります。
民宿は一番安くて、栄養・ボリュームたっぷりの地元料理を食べると懐かしい昔の味がよみがえってくる。
しかし女性はボロボロな民宿は利用せず、ほとんどの方はホテルに宿泊している。
3.移動の際は新幹線を利用することが多い。
つまり、新幹線病といえよう。東京と大阪との真ん中であるのでかなり便利である。
しかし、熟年の為体力にも限界がある。昔の様にすぐに体調が戻らないし、なかなか疲れが取れない。
今思うと若い時は疲労回復が早かった。全国各地のマラソン遠征をした後、早く寝ることが多くなった。
年には勝てない。僕は今まで無謀ばかりしてきたが、疲労からだと思うが黒便が出たことがあった。
大会を終えてからの翌朝トイレで用を足したが黒便が出た。2日後に正常に戻った。
心配だったので病院を梯子してしまったことを反省している。
5分の診察で3,500円掛かってしまう。僕の仕事は1日8時間勤務するとおよそ10,000円程です。
計算すると3時間3,750円になります。やはり自分で健康管理をしっかりやらなくてはいけませんね。
4.マラソンは体との戦いではなく、心との戦いです。
私にとって本当に魅力のある唯一のスポーツです。
また、マラソンは100%全身を使うためかなり疲れるが、健康になる証拠です。
それは汗を一杯流すと血液はサラサラになり、体を動かさないと血液はドロドロになります。
5. 日本全国と海外のマラソンに出るときっといい思い出が作れる。
グルメ・温泉・知らない人との交流が出来、本当に楽しむことが出来る。
携帯電話のお陰でメル友が増えたが、男性が少なく、女性が中心です。
中高年男性はメール操作をあまりやらないのが実態です。驚いているのが70歳に近い男性とのメールのやりとりです。いろいろな出会いが一番大切です。
障害のあるなしに関係なく、心を大きく、おおらかで親しむ関係が必要です。
つまりこれが人生の楽しみではないかと思います。
6. 僕は話せないから不利な部分が多いと思います。
しかし、全国で初めてろうあ者スポーツの本を出版できたのはとても嬉しかった。
話せないことの代わりに(声の代理)出版した本を読んでくれると、少しでも障害者の気持ちを理解されれば、ありがたい。障害のあるなしに関係なくみんな同じ人間として共生すべきと感じます。
7. 優勝する秘訣は己に勝つこと。
死ぬ気になって走ることです。
毎日食べると同じように毎日練習を欠かさないこと。「継続は力なり」。
目標に集中することと、自分に戦いを挑むことです。
8. 聞こえないから仕方がないと諦めてしまうが、そう考えると自分の人生を作れなくなるし、社会が変わらなくなってしまう。諦めなければ必ず社会はよく変わります。
9.僕の好きな言葉は「言行一到」です。
前もって手話通訳者を手配してくれるマラソン大会には必ず出場する。
万一欠場するとその手話通訳者はせっかく準備万端でいたのにとガッカリされるのが嫌なので気を使う。
対応された手話通訳者は、今まで福祉大会などでは通訳を何回もやったが、一般マラソン大会での通訳は初めてとの回答を聞く。
僕だけでなく皆の為に手話を表わすと、障害者も理解しやすい。また、障害者も多数参加してもらう様呼びかける機会をつくる。
10. マラソン大会の主催の皆さんに感謝いっぱいの気持ちがあります。
健康増進を図る目的で開催していただいていることを大変有意義に感じております。
11. 会社人間でなく社会人間が重要であると言われます。
会社の幹部がいう「世界とともに」「社会から必要とされる」「個人の夢に貢献」「メジャーになれ」などの言葉がすばらしいと感じている。
私はマラソンが皆の為に楽しく盛り上がるように努めていきたいと思う。